元証券営業マンの本音で語りたいこと

元証券マンとして証券営業の実情から投資信託や株式のことなども本音で語っていくブログです。

投資信託の保有と売却を決める一番重要な要素|分配金は良いけど基準価額が下がっている投資信託の評価はどう考えるべきか

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最近、二人の友人からほぼ同時に同じ質問を受けました。

「分配金は良いけど基準価額が下がっている投資信託の評価はどうしたら良いか」

文言は違っていましたが、要約するとこのような質問で、つまりは、分配金には満足しているけど元本は損している場合、どう考えるべきかが分からないということでした。

 

両名とも証券会社(銀行)の担当者からアプローチがきっかけになっているようでしたので、そこら辺の説明も合わせて、投資信託の保有と売却を決める一番大事な要素について説明してみたいと思います。

 

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ハイイールド債ファンドは売り時ではない|景気拡大時にはリスク許容度が上がる

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先日のエントリーについてちょっと今回は補足説明しようと思います。

このエントリーを読んで頂くと、ハイイールド債ファンドの為替ヘッジありコースが売り時ではないかと私が考える理由が分かると思います。

 

しかし、一方で為替ヘッジなしコースについても売り時ではないかとの疑念を持たれる方が出てくるのではないかと思い、今回のエントリーに至ります。

 

今回は、景気拡大時におけるハイイールド債の動きについて説明しながら、現時点ではハイイールド債ファンドは売り時ではないと考える理由について説明します。

 

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投資信託の為替ヘッジありコースとなしコースのパフォーマンス差|売り時か?純資産残高の動きにも違いが

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一時期流行った投資信託の「為替ヘッジありコース」ですが、純資産が大きく変動しているものが出てきています。

投資信託の中でも安心・安全を求めて、為替ヘッジしているものを買った投資家が動き出しているので、自分のポートフォリオも見直す必要があるのかを検討した方が良さそうです。

 

今回は、みずほ銀行でも販売している、みずほUSハイイールドオープンAコース(為替ヘッジあり)とみずほUSハイイールドオープンBコース(為替ヘッジなし)を例に取って、投信の為替ヘッジありコースは旬を過ぎたのか考えてみようと思います。

パフォーマンスに違いが出ており、売り時を考える必要性を感じている投資家が増え、それを裏付けるような純資産の動きが出ていますので確認しておいてください。

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投資信託は残高が多いほど良いのか~純資産ランキングと投信の実力

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投資信託の残高に注目してファンド選びをしたことがありますか?

純資産ランキングに常連の銘柄は、安心感があって、何となくファンド選びをする時はランキングを重視することがあると思います。

 

確かに投資信託は、ある程度の残高が無いと運用ができないので、ファンドに溜まった純資産は運用資金として大切です。

 

では、優秀な投資信託を選ぶ際、純資産ランキングと投信の実力にはどのような関係があるでしょうか。

今回は、投資信託は残高が多いほど良いのかを考えてみます。

 

投資信託の純資産に関する知識が少ない方はこちらを先に読んだ方がいいかもしれません。

 

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投資信託の値段が上下する理由~なぜ値段が動くの?

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投資信託は、その中身を理解していなくてもプロが運用してくれるから安心だと思って、表面的な利回りや分配金を目当てに買い付ける人がいます。

投資を難しいと考える人が多い中で、投資信託が運用のし易さを担保してきた経緯がありますので、「よく分からない」状態で投資信託を買う人がいるのも無理はないかなと思う部分がある一方で、損した時に納得できるのかなと危惧する部分もあります。

 

「こんなはずじゃなかった」と思う人が必ず出てくるのが投資の世界なので、今回は投資信託の基本として、「投資信託の値段が上下する理由」を説明します。

なぜ値段が動くのか、要因や理由となるものが分かれば、自分の持っている投資信託の値段が上下しても慌てないで済みますので、知識を付けましょう。

 

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株のトレードはせめて月末に自己分析する|月初の目標を月末に振り返る

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株のトレードを行う際は、いかに優位性を担保したロジックを組んでいくかが大事だとお伝えしていますが、その中でも最も重要なことは、自身のトレードの自己分析です。

 

自分の株のトレードにおける改善点を「思うだけでは足りない」と何度も書いているのは、結局メンタルが株の取引にかなりの影響度を持っているからであり、意識していても何度も間違いを犯すからです。

 

今回は、株のトレードについて、月末に自己分析することの大切さを説明します。

当然ながら、週末にトレードの振り返りを行うことも重要ですが、月末には月初の目標を振り返り、自己分析することが欠かせません。

 

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株の利益確定の幅は損失と勝率をベースに決める|トレードルールは損失と勝率が分かっていないと作れない

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株のトレードルールを作る時に、損失の平均額と勝率はとても重要です。

自分で制御できるのは「損失の額」だけなので、そこからトレードシステム全体を考えることからトレードのルール作りは始まります。

 

全てのロジックを組み立てるのは、時間と手間がかかる作業ですので、なかなか完璧にはできませんが、少なくても自分のトレードをイメージで理解できていない場合は、最低限必要な利益幅が見えてこないため、長期的に勝つことは難しいでしょう。

 

今回は、株の利益確定の幅について、損失と勝率をベースに決めることがなぜ重要なのかを説明します。

 

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株は安定収入があってこそ|逆転を狙った投資はうまくいかない

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株を始める理由は様々ですが、基本は安定収入があってこそ始める価値のあるものだと思っています。

一発逆転を狙った株は上手く行きません。

 

負け組から勝ち組への転身を可能にするツールの一つですが、「儲け」に目がくらんだり、「損」にビビり過ぎては株で利益を得るのが非常に難しくなります。

 

今回は、株と安定収入の関係について考えてみます。

 

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株のトレードでロットアップをする時はこれが問題になる

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株のトレードをする時、小さいロットから始めて徐々にロットアップをしていこうとすることが多いと思います。

最初は、色々なことを試しながら勝てるシステム・ルール作りを行って、それから自分に合ったロットまで引き上げていきますよね。

 

負けることを考えずに株を始めた人も、その成績から少額ロットに移行して、今後ロットアップをしていく予定に切り替えることもよくあります。

 

今回は、株のトレードでロットアップをする時に問題になることを紹介するので、今はまだ小さいロットでトレードしているトレーダーは、現在から対策を考えておくのに参考にしてみて下さい。

 

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損をすると目を逸らしてしまう人は株が向いていないかもしれない

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自分が見たくないものや嫌なものって、誰でも避けたくなるので目を逸らしてしまうことって多いですよね。

 

株の場合は、損をした時に目を逸らしたくなります。

日々値段は変わるのですが、見ていることも辛いと感じて損失状態になった株を放置してしまうことはよくあることではないでしょうか。

 

損をすると目を逸らしてしまう人は、そのままでは株で勝つことが非常に難しいです。

今回はその理由と対処法を考えてみます。

 

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