元証券営業マンの本音で語りたいこと

元証券マンとして証券営業の実情から投資信託や株式のことなども本音で語っていくブログです。

証券営業の世界と顧客

証券マンは日経新聞を読むのが当たり前?新人の頃は毎日新聞の読み合わせをすることも

証券マンは経済ニュースに疎くては務まりません。 お客さんの中には毎日連絡をしないといけない人がいて、そんな人には今日・昨日のニュースを解説しないといけないので、その他の仕事と合わせて朝は結構忙しいことが多いです。 今回は証券マンと日経新聞の…

証券会社にカモにされた人には理由がある|おいしいお客さんにならないための10箇条

「証券会社にカモにされた」って人が、実は結構多いのだと、証券会社入社後に知りました。 何でなのか原因が分からないのですが、証券業界に悪いイメージが全くなかったんですね。 入社して少し経ってから、色々な取引経験を重ねられた方とお会いして、業界…

手数料稼ぎをされるリスクを考えたら証券会社を利用するのに最低限の知識と質問力が必要

自分に投資に関する知識がないと言う理由で対面の証券会社や銀行を利用している方は多いと思います。 分からないから担当者を付けてもらって、色々説明を受けたいと思うのは普通のことです。 しかし、手数料稼ぎをされるリスクを考えたら証券会社を利用する…

何で1年くらいで投資信託を乗り換えさせられるの?|投信は長期保有でしょ?

直接続いているわけではないのですが、下の記事の続編です。 (読んでいなくても問題なく理解できます) 投資信託の保有と売却を決める一番重要な要素|分配金は良いけど基準価額が下がっている投資信託の評価はどう考えるべきか - 元証券営業マンの本音で語…

戦う集団の証券マンは数字が人格らしい|人格否定されることもあるのが証券マン?

人を叱る時、人格を否定してはいないとよく言われますよね。 罪を憎んで人を憎まずとも言いますし、何かの事象に対して人を根本から否定するのは、よくないと考えられています。 しかし、戦う集団の証券マンは人格否定を受けることが度々あったりします。 数…

証券会社が取る手数料は成果報酬にするべき

証券会社がアドバイザー業務を第一義にするなら、顧客から取る手数料は成果報酬にするべきだと思っています。 必要な回転売買はどんどんやればいいのですが、問題なのはそこに「手数料目的の売買」が多くの場合で存在していることです。 私が証券会社を辞め…

証券会社の営業って直帰することもある?|できている時はウマウマな営業職

証券会社の営業は、直帰することができると思いますか? 遠くに行ったり、お客さんとのアポの関係で帰社が遅れると、営業職は「直帰」することもありますよね。 今回は証券会社の営業に取って、直帰とはどのようなものかを説明してみましょう。

利益が出ない時に証券会社はどんな考え方をするのか

私の証券マン人生で成績上一番しんどかった時がリーマンショックより後の2010年だったかなと思います。 リーマンショックに絡む動きが精神的に辛かったのは間違いないですが、成績上のプレッシャーは2010年を下回ります。 種類が違うだけですので、…

証券会社の入社3年目くらいから求められること|決まっていないのに数字を出す?

証券会社に入社してリテール営業に配属されると、まず新規開拓を行います。 一番多い配属が、一般的な個人の方を主に相手にする営業の仕事に就くことです。 個人と言っても、会社の口座も含みますし、社長さんが会社の口座を開くことがあったり、経理部長あ…

証券マンが長財布を使う理由|個人的な経験から

入社から何年目の時だったか定かに覚えていないのですが、上司から一言ありました。 「おまえ、証券マンなら長財布にしろ」 衝撃を受けた一言でした。 なぜなら、その時使っていた財布は彼女からのプレゼントだった二つ折り財布。 二つ折り財布に拘りはあり…

証券マンに外国株式の取引を提案されたら気を付けて下さい|証券営業で一番手数料が抜ける取引とは

こんな記事を書きました。 外国株式の国内店頭取引と海外委託取引の違いとメリット・デメリット - 元証券営業マンの本音で語りたいこと ここでは、外国株の取引きの方法として、「店頭取引」と「委託取引」を説明しています。 記事内で説明していますが、外…

たった一人のお客さんで成績が変わる証券営業で逆転が起きない理由

証券営業は、たった一人のお客さんで、大きく成績を変えることができます。 太いお客さんを作って売買を繰り返すことができた場合、ものすごい変化率を叩き出すことができるのです。 しかし、なぜか年間で営業成績の大きな変動が起こり辛いです。 一時的なも…

そういえば女性証券マンと飲みに行って相場の話が中心になったことが無かった

自分で書いたコメントで思い出しました。 証券マン同士で飲みにいけば8割近く相場の話をすることも多い 私のコメントの一部ですが、これは男性のみの場合のことをイメージしています。 というか、勝手に頭の中でイメージしていました。 今回は、女性証券マ…

証券マンは研修ばかり?|誰から投資を学ぶのか

証券マンがプロになっていく過程について、先日プライベートで答える機会がありました。 そこで簡単に説明したところ、その方のイメージとは違ったみたいで大変驚かれていたので、今回のテーマに選びました。 証券マンは研修で勉強することでプロになってい…

証券マンの苦悩|募集商品の存在と営業の実態

証券会社の口座を持っているなら、必ずと言って良い程提案を受けたことがあるのが、募集商品の勧誘でしょう。 「新しく出る商品なのですが」 営業ですから当然かもしれませんが、何度この言葉を使ったかケタもわかりません。 今回は、「証券マンの苦悩」とい…

毎月分配型投資信託は、権利付き最終日によく売れるの?

証券界は直接金融なので、売れるというとおかしいのですが、敢えて「毎月分配型投資信託は、分配金の権利付き最終日によく売れるのか」という題名にしてみました。 他の投資家の動向も気になるでしょうし、窓口で毎月分配型の投資信託を買う顧客が権利付き最…

証券会社は回転売買がひどいの?|社内ルールという規制による効果のほどは

証券会社のイメージで一番最初にくる言葉の一つに「回転売買」があります。 手数料収入が収益の大きな柱になっている証券会社は、限られた個客の資産から手数料をもらうために、顧客の資産を右から左へ移して手数料を稼ぐという収益構造を作ってきたことは確…

顧客の損切りを提案する時の証券営業マンの心境|実際どうなの?

証券会社の営業マンは、客のことを考えていないと思っている方が多いので、今回のテーマは「顧客の損切り」が営業マンに取って、どんなものなのかについてです。 詳しくみていきましょう。

担当者を変えることで証券会社が狙っている効果とは

自分の資産を守ってくれるのは誰?転勤で頻繁に変わる証券担当者 でも少し触れていますが、今回は担当者を変えることで証券会社が狙っている効果にクローズアップして述べていこうと思います。 証券会社は金融機関なので、担当者が頻繁に変わることは致しか…

人はランダムな報酬に弱い|それでも証券会社に顧客がいる理由

ある実験のお話を先に、させて頂きます。 ランダム報酬が行動に与える影響を考察したものについてです。 ある猿に餌を与える時の実験ですが、あるアクションを教え込み、それができればサルにご褒美として餌を与えます。 それを何度も繰り返して、そのアクシ…

金商法と金販法が証券営業に与えた影響|なぜ今金融業は録音を取っているのか

少し時間が経っている話題ではありますが、今の証券界を説明していくのに必要なテーマなので、今回で取り上げてみることにしました。 2006年に証券界に激震が走りました。 以前とは、違った営業が必要になったと言っても良いくらい、かなり強い揺れが襲…

自分の資産を守ってくれるのは誰?転勤で頻繁に変わる証券担当者

証券営業を語る上で、外せないテーマが「自分の資産を誰が守るのか」、そして なぜ担当者は変わるのか」です。 ここにも対面営業の意味を著しく低下させる要素があります。 じっくりと語っていくことにしましょう。

織り込み済みという相場解説に便利な言葉|証券界での使い方と現実

相場解説を聞いていると、時々耳にする「織り込み済み」という言葉。 証券営業マンもよく使う言葉なのですが、すごく都合の良い言葉のようにも思います。 今回は本来の意味とウソに近い使い方についてご説明します。

証券営業マンの離職率|私の経験から思うこと

今回は、証券マンの離職率について考えていきます。 厚生労働省発表の若者雇用関連データ(H22卒業者)によると、大学卒業3年後の離職率は31.0%とのことです。 正社員でも入社から3年以内に辞めてしまう人が3人に1人なわけですから、同期がボコ…

証券会社の営業現場を赤裸々に告白~就活生は参考に

今回は、証券会社の営業現場について赤裸々に告白してみたいと思います。 これから証券会社に入社したいなと思う就活生さんに読んでもらえると一番いいのかもしれません。

ネット証券じゃないと儲からない理由|手数料と自己判断

私は証券会社で対面営業をやっていた時に本当に痛感したのが、対面営業の手数料の高さです。 証券会社職員として顧客から手数料を頂戴した結果、給与が支払われていたわけですから、証券営業員としては手数料は全てと言って良いくらい大切なものではありまし…

経験から思う証券営業員と顧客の関係が悪化する理由

最初に伝えていくべきことは、普通に証券会社の営業マンと付き合っていたら絶対に利益を取ったまま撤退することはできません。 経験上、断言できる事実ですね。 それはなぜなのか、順を追って説明していきましょう。