元証券営業マンの本音で語りたいこと

元証券マンとして証券営業の実情から投資信託や株式のことなども本音で語っていくブログです。

ネット証券じゃないと儲からない理由|手数料と自己判断

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私は証券会社で対面営業をやっていた時に本当に痛感したのが、対面営業の手数料の高さです。

証券会社職員として顧客から手数料を頂戴した結果、給与が支払われていたわけですから、証券営業員としては手数料は全てと言って良いくらい大切なものではありました。

しかし、顧客の資産を本気で守ろうと思った時に、その手数料の高さがどれだけ厳しいのかを実感します。

顧客の資産を守りたい時なんて、営業マンにあるのかと疑問を持つかもしれませんが、証券マンは基本的に顧客を飛ばしてしまっては、立ち行かない商売です。

よく池に例えるのですが、全担当顧客の資産は、営業マンに取って手数料を頂戴するための池となります。

どういうことかというと、その池から隣の池に資産を動かすことで手数料を上げるという意味で、つまりは商品の売り買いを表します。

その時に僅かにこぼれる水が手数料。

よって、池の水はお金ということです。

池の水は全ての顧客の資産で成り立っているのですから、それが減っていくのは手数料の源泉を失うことと同意です。

その失う水が最も多い自体が、一人の顧客に与える投資損失が膨れ上がった時の信用を無くした状態ということになるので、守りたいという想いが発生することになります。

そして、ない知恵を絞ってどの商品なら利益を取ってその顧客を繋ぎとめることができるかを本気で考えます。

損失が膨らんだ状態でこちらの手数料のみを考えた商いをしていると、多くの場合は、愛想を尽かされて全資産を引き上げられてしまうのがオチですから。

そうした強い欲求として特定された個客のみだったとしても、儲けさせてあげようと考えるのですが、ここで手数料の高さに呆然としてしまいます。

「これだけ手数料を貰ったら儲けるのは難しい。

しかし、今持っている商品の保有を続ければさらなる損失が発生する可能性が高くなってしまっている。」

これはよくある話で、自分が普段から行っている営業活動が本当に社会の役に立てているのか大きな疑問を持つ瞬間です。

ちなみこのことを真面目に考えると鬱病になってしまって、会社にこれなくなる営業担当者が出てくるのは証券貸家にとっては日常的なものです。

話が逸れましたが、それくらい顧客に利益を上げさせることが難しい環境にいました

 

 

手数料で負けないために

個人投資家が手数料で負けてしまう対面営業は、絶対に避けて下さい。

環境を味方につけないとほぼ投資損失を被るだけではなく、それが人のせいで発生してしまった損失だと思えば、やり切れません。

環境を味方につけた投資は、ネット証券ならさらに儲けを増やすことができます。

手数料として儲けの一部を払うような形になる対面営業に対し、ネット証券ならその分を自分の懐に入れることができる分、トータルリターンの向上は目に見える形で表れます。

このことは、是非頭に入れて下さい。

少し投資を行うと気付くことですが、人が投資を行う場合、かなり良い所に目を付けて行われることが多いです。

しかし、後一歩が間違っていることから泥沼にはまったかのように投資損失が悪化していきます。

その最たる例が手数料ということになるのです。

もし、今対面営業を利用している方がこれを読んで頂いているとしたら一度その証券会社に支払った手数料を計算してみましょう。

とんでもない金額に上ることに驚愕するだけでなく、その手数料がネット証券レベルの額だったら利益に変わっているということに気付かれるはずです。

私は、それを証券マン時代にすごく感じていました。

証券会社の使っているシステムには、その顧客毎にどれだけの手数料を頂いているか調べるツールが用意されています。

各営業マンはそれを見て営業戦略を立てるわけですが、ふと一歩引いて見てみると大変な数字が並んでいるように思うことがあります。

その手数料は顧客にとってコストなわけですから、こんなに取られれていて儲かるわけがないことに気付いてしまうんです。

 

 

情報化社会の中で対面営業の優位性は無い

昔は、高い手数料を支払っても補うだけの優位性を証券会社は持っていました。

確かに現在でも、張り巡らされた情報網はある一定の優位性を担保しているとは思いますが、今の時代は情報のスピードよりも精査の方に軸足が移ってきています。

つまり、情報処理をどのように行うかです。

ネットが人々の生活に根付いたことで、私のようなものでも情報の発信者になれる時代です。

その中で多くの情報はこのネットによって取得可能となりました。

証券会社が集めてくる情報は多くの場合において世間一般と同じレベルになってきているということです。

そうした背景は投資にどのように影響していくかというと、対面営業で取得する情報の意味が無くなってきていることから、かかる手数料の高さだけが際立つことになり、結果として投資パフォーマンスを落とす要因として影響することが懸念されます。

しかし、ここで疑問も出てくるかもしれません。

証券会社が持っている情報分析能力の有効性です。

確かに誰もが想像する通り、投資のプロである証券会社の情報分析能力は一般の個人投資家よりも高いと言えます。

専門の部も持っていて、組織として分析に当たっておりますので、個人レベルで太刀打ちできない部分は否定できないでしょう。

しかし、それでもネット証券をおススメする理由があります。

それは、その分析能力さえもネットを活かして取得可能だからです。

今は、全ての情報がネットにあると言われています。

情報ソースもネットにありますが、その情報を高度な知見で分析した情報もネットには流れているんです。

そうなると、対面営業を利用するメリットはなくなってしまいます。

やはり、自分たちの利益も追求しなければならない証券会社の情報を信じる時代は終わったと考えるべきでしょう。

情報をどのように取得していくべきかという問題と同時に、分析能力を要する情報発信者をネット上でどのようにみつけていくかの問題を解決することで、ネット証券を利用するメリットだけを残すことが可能となることがご理解頂けると思います。

 

 

自己判断

そうした環境の中で、求められるのは自己判断ということになります。

ここに自信が持てないと考える個人投資家は多いと思いますが、結局証券会社の担当者の提案を受けても最終判断は自己で行う必要があり、環境の違いは本来ないものです。

直接声で判断するのか、文字で判断するのかという点の違いであるはずが、対面営業を利用すると何だか安心感があって、安易に証券会社の窓口を訪れる投資家が多すぎるように思います。

投資で儲けを出すには、やはり勉強しかありません。

それは、対面だろうがネットだろうが全く変わらない基本です。

確かに誰かの説明を受ければ、自分で勉強して知識を蓄えていくより楽に感じます。

しかし、何度も言ってきたように証券会社は顧客の資産を増やしていく作業よりも手数賞収入に走らざるを得ない環境下に身を置いた存在です。

捻じ曲げられた情報を取得するリスクを考えると、個人投資家の取るべき行動は、どちらにせよ、自分の投資家としてのレベルアップの他ないでしょう。

この点にしっかり向き合う必要があると考えています。

 

 

少しづつ個別商品も紹介していこうとは思っていますが、しばらくは証券会社の実態や顧客との関係性等にフォーカスした記事をアップして一人でも多くの方に対面からネット証券へと活路を切り開いていけるお手伝いの方に力を入れようと思っています。

時代が流れた今、対面営業で証券会社の担当者と投資について話し合って自分の大切なお金を動かしていく時代は終わったと確信しています。

 

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