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投資信託を少額投資で始めるメリットとデメリット

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投資信託の少額投資にはどのようなイメージがありますか。

投資信託を始めるのに、少額投資を選ぶ人はネット経由の場合はかなり多いです。

 

逆に対面の証券会社ではあまりありません。

ネットで情報を取得して自分でやっていく場合は、投資体験をしながら知識を得たいと考える場合が多いのかもしれません。

 

今回は、投資信託を始めるのに、少額投資を選択するメリットとデメリットを説明していきましょう。

 

少額投資のメリット

投資の体験がリアルトレードで学べる

投資信託を少額投資で始める一番のメリットは、実際の取引をリアルに体験できるところです。

何でも、初めから上手くは出来ないものですし、経験を積んでいくことで知識も考え方も洗練されていきます。

 

それなら、バーチャルでやったり、知識を先に付けても同じではないかと思うかもしれませんが、それが全然違うのです。

 

投資は、自分の資産が上下する感覚をしっかり意識して取り組む必要があります。

買った次の日に大きく下がったらどのように思うのか、上がっている時はどうか、下がっている時は…。

色々な局面で投資行動に大きく影響していくのが、感情面の動向です。

投資活動においてどのようなメンタル面の変化があるのかは、十分に学べるかは別にしても、実際に大切な資金を投入しないと学べないところがあります。

 

投資信託を持つと、知識の吸収が早い

投資信託をこれから始める方は、色々な媒体で知識をつけていくために勉強をされていると思います。

そこまで大それたものはやっていないという方でも何かしらの情報には触れておられるでしょう。

その知識の吸収具合が、実際に商品を保有していると、かなり変わってきます。

 

これは、私の営業マン時代によく感じていたことですが、多くの顧客の共通した意見でした。

 

色々なニュースが、僅かでも自分の資金に影響していくことを知ると、気になりますし、少額投資で投じた資金が増えればゲーム感覚で刺激があります。

 

意外と侮れない効果です。

 

失敗しても痛手は少ない

少額投資の最大の特徴ですが、当たり前の話でもあるので、最後にしました。

少額投資で投資信託を始めると、たとえその瞬間から暴落するようなことがあっても、大きな損失を被ることはありません。

 

特に投資信託は、基本的に投じた資金以上の喪失を被ることはありません。

各投資家は投じた資金の分だけその責任を負います。

 

よって、投資信託を始めようと思うが、運用力に自信がなく、取り合えず体験的な意味合いで少額を投じると、大きな値動きがあっても慌てることはありません。

 

安いところで買い増しを検討できる

少額投資で体験的に投資信託を持った場合、その商品が安くなったら相対的に有利な基準価額で買い増しを検討することができます。

ある投資信託を保有をしている状態で勉強していると、知識が付き易いと先程説明していますが、段々知識がついてくると、徐々に自分なりの判断や考えが確立されていきます。

当然、そのレベルは、本当の素人の頃よりは上がっていくわけです。

 

その状態で、もし少額投資した投資信託が値下がりしたとしたら、判断力が上がった状態で、買い増しの検討ができます。

 

自分の買った基準価額がモノサシになるので、ただ漠然と判断するよりは精度の高い判断が出来るでしょう。

 

このメリットも大きいです。

 

少額投資のデメリット

運用力を過信してしまう

投資信託を少額投資で始めるデメリットの一番は、たまたま上手くいった場合の副作用です。

投資信託は、目を瞑って買っても上手くいく時は上手くいきます。

その体験から自分はセンスが良いと思ってしまって、高い基準価額で買い増しをしてしまったり、どんどん手を広げていってしまう投資家がいます。

あくまで勉強の一環だという意識が必要でしょうし、なぜその運用が上手くいったのかを論理的に説明できるレベルまで勉強していくべきでしょう。

 

投資は長い目で見てしっかりと運用益を取っていくことが大事です。

一時的なもので一喜一憂していては、運用成果を長期的に出していくことは難しくなりますので、気を付けましょう。

 

投資額を増やしても同じことができると思ってしまう

これもよくあることです。

少額投資では、たとえ下落しても実際の損失総額は小さいので、あまりストレスを感じませんし、冷静な判断が比較的可能です。

 

しかし、もしそれが10倍の資金だったらどうでしょう。

損失額は10倍です。

1万円の損なら何とも思わなくても10万円を1ヶ月とかで失うと、その先が怖くなる方もいるのではないでしょうか。

買った投資信託の基準価額が下がっていく時に、少額投資では落ち着いて見れていた運用成果を、高額投資ではできなくなることが多々あります。

 

投資に慣れていない内は、損をした事実が大きく、それを損失額で考えてしまうものです。

少額投資で上手くいっても、ロット(単位)を上げた投資ではまた学ぶことがあることを理解して、一気に投資額を上げて投資活動をすることは、あまりおすすめできません。

 

それを防ぐためには少額投資の内から10倍ロットくらいで常にイメージを持つことです。

保有銘柄がまだ少ない内は、エクセルで10倍ロットバージョンの計算シートを作成しても良いでしょう。

自分が実際に投資を行っていきたいロットで計算をすると、バーチャルではあるのですが、一部はリアルトレードなので、一定の経験値を積むことが可能です。

 

少しずつロットを上げていくイメージで取り組む方が、長期的には成長に繋がるでしょう。

 

損失が小さい代わりに利益も小さい

最後はメリットと反対のデメリットとして配置を合わせました。

少額投資の一番分かり易いデメリットは損失額を抑える代わりに、上手くいった時の利益が小さいことです。

 

自分が考えたストーリーが合っていたのに、期待した利益が小さい場合、この時もストレスを感じるのが、投資家というものです。

 

投資を始める時に、最終的に10年、20年先を見据えて取り組めばこの部分を軽減できすが、経験が浅いほど大きな利益を取れたかもしれない機会を逃してしまったことが後悔の対象になります。

 

この時に冷静さを持つようにしてください。

冷静さを失った投資家は、無駄な買い増しをしてしまったり、利益をもっと取りたい欲求に負けてしまうことがあります。

 

投資家は、いかなる理由があっても冷静さを失うと、効率的な投資行動ができなくなります。

 

利益をもっと取れたはずだという思いもまた、冷静さを奪う原因になるので気を付けたいところです。

 

コツコツ貯めてきたお金が変動していく感覚は、実際の取引をしてみないとなかなかつかめないことも多いです。

友人などに勧められると、少額から始めるかどうか迷うこともありますが、できれば体験の中で学ぶために、最初の資金は少額にしておいた方が良いと思います。

 

よく言われることですが、相場はずっと続いています。

その時のチャンスは、違った形でもまた現れます。

自分がまだ初心者だと思う方は、まずは損をせずに知識を付けていって頂きたいです。

 

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