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株が下げる時に上がるものは恐怖指数(VIX指数)|ETFで投資も可能

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以前にこんな記事を書きました。

この記事内で説明しているベアファンドは、株が下がる時に値上がりする(利益の取れる)投資信託です。

株式の下げを利益にする方法は、信用取引で売り建ちするが一般的ですが、他にもいくつかの方法があります。

 

今回は、恐怖指数(VIX指数)とは何なのかを説明して、それを使った下げ相場でも利益にできる方法を説明します。

 

 

VIX指数(恐怖指数)とは

VIX指数とは、アメリカの主要な株価指数であるS&P500を対象とするオプションの値動きから算出してる指数です。

 

VIX指数は、投資家の心理を表す指数として考えられており、不透明感が相場に強くなると上昇することから通称「恐怖指数」と呼ばれています。

 

VIX指数の「V」は「ボラティリティ(変動率)」を略したもので、ボラが上がる時に上昇するのですが、各投資家が先々に対して大きな値動きがあることを予想している状況を表しており、変動率を過去と現在とで比べて、上昇している時は、相場が不安定になってきている時ですから、相場全体は大きく値下がりすることが多くなるわけです。

 

人間が一番あたふたするのは恐怖を覚えた時ですよね。

トレーダーに取っては、それが株価下落ということになります(基本として)。

 

実際にチャートを見てみましょう。

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恐怖指数(VIX・日経VI・VSTOXX) 日経平均比較チャートより

 

上はS&P500指数(V字のチャートの方)とVIX指数(逆V字の方)の3ヶ月チャートです。

株価が上がっている局面では下がり、下がっているところでは一気に上昇しているのが分かると思います。

直近でも株価が調整しているのでVIX指数は上がっていますね。

これは一般的な動きとして覚えておくと良いと思います。

 

VIX指数は、今回投資の対象として考えていますが、株価の底を捉えるのにも使われることがあります。

VIX指数が一度大きく上昇した後、落ち着いてきた場面では、株価が底打ちからの上昇が見込まれることが多く、チャンスと捉えて株を買う人が出てきます。

また、株価が下がり始めた時も、VIX指数がどの程度上昇するかで、調整局面を迎えるか、一時的なものに留まるかをチャートで判断することもあります。

 

いずれにせよ有名な指数なので勉強しておくことをお勧めします。

 

VIX指数はETFで投資可能

銘柄コード 1552

銘柄名   国際のETF VIX短期先物指数

 

上記のETFはS&P500のVIX指数と連動するように運用されているETFです。

これを買い付けることで相場の下落時に、一気に上がったボラを自分の投資にいかすことが可能かと思われます。

 

実際に下がり始める時よりも平時で安くなっている時に仕込んでおいて、定期的にくる調整局面で利益にかえるとか、ヘッジとして持っておく方法もありでしょう。

 

活かし方は色々ありそうです。

知識として知っておくと役立つ時がくるかもしれませんね。

 

まとめ

以上、株が下げる時に上がるものとして恐怖指数を紹介し、ETFの投資についても触れました。

 

ちょっと馴染のない指数だったかもしれませんが、相場の解説には結構でてくる言葉なのでよく勉強しておくと良いでしょう。

 

特に相場が調整に入ったかなと疑う時には観察するべき指数です。

チャートの下に貼ったリンクで監視可能なので、私は局面によって確認することが増えます。

相場分析の一助になればと思います。

 

 

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