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毎月分配型投資信託の分配金の権利付き最終日と権利落ち日を詳しく知ろう(初心者投資家用)

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毎月分配型の投資信託を購入しようと決める時、その月の分配金がもらえるかどうかを気にされる投資家は多いことでしょう。

 

毎月分配型の投資信託では、分配金の権利付き最終日と分配金の権利落ち日というものが存在しています。

 

 

今回は、毎月分配型投資信託の分配金の権利付き最終日と権利落ち日について詳しく知って頂くための説明をしたいと思います。

 

毎月分配型の投資信託における権利付き最終日と権利落ち日

基本から押さえていきましょう。

毎月分配型の投資信託における権利付き最終日とは、その月の分配金がもらえる権利を有する最終日のことを言います。

権利落ち日と言うのは、それを過ぎた翌日のことで、その月の分配金を貰える権利が無くなった日のことを言います。

 

毎月分配型の投資信託は、決算を毎月行うことで分配金を各保有者に支払っています。

決算日におけるファンドの保有者を分配金の支払い対象者にしているのであり、その口数に応じて金額が決まってくるのです。

 

従って、決算日に間に合う最終日が分配金の権利付き最終日に当たり、当月の分配金は貰えない買い付けの初日を権利落ち日と言います。

 

これは、新規購入とリピート購入で差がありません。

分配金は、決算日における保有口数に応じて算出されるからです。

 

具体例を示した方が分かり易いので、例によってグローバルソブリンで見てみましょう。

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 グローバルソブリン マンスリーレポートより

 

上は、グローバルソブリンのマンスリーレポートより引用したもので、お申込みメモの欄です。

赤丸の下から3つ目に決算日について書いてあります。

ブロソブの決算日は毎月17日になっていますね。

 

今まで説明したことを理解されていれば、グロソブの当月分配金を貰うには17日までに保有する(約定する)必要があるのが分かるはずです。

 

しかし、17日に購入の手続きを踏んだのでは、「保有(約定)」にならない点に気を付けて下さい。

 

投資信託は、買い付けの手続きを行ってから買い付けが完了するまでにタイムラグがあります。

グロソブの場合は、2日間です。

 

為替が絡む(外国債券で運用するタイプ・外国株式で運用するタイプ)投資信託は、買い付けを行った日から2営業日目に買い付けが完了するという制度になっています。

 

つまり、その月の分配金を貰おうとして購入するなら15日までに買い付けの手続きをしないといけないことになります。

 

従って、全ての日が通常営業されていたとすると、15日が権利付き最終日であり、翌日の16日が権利落ち日ということになります。

 

しかししかし、上の画像を見て頂くと「休業の場合は、翌営業日」と記してあります。

17日が休みの場合は、権利付き最終日が違うのであり、権利落ち日も違うということです。

 

さらに、17日が通常営業日でもその前に休みが挟まれて権利付き最終日と権利落ち日がズレることも決して珍しいことではありません。

 

権利付き最終日と権利落ち日は毎月のようにズレることに注意をしてください。

 

休業日を勘案しないと分配金の権利付き最終日と権利付き日は分からない

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表を作成したので確認しておいてください。

(実際の投資行動への参考にする際は、必ず各個人で目論見書を読み、販売会社又は運用会社へ確認してください)

 

証券マン時代は、この分配金権利付き最終日と権利落ち日の質問を顧客よりよく受けていました。

 

分かり辛いと表現しないといけない部分です。

 

作成した表は、土日だけを勘案しているものであり、祝祭日は考慮していません。

そこまでいくと無数にパターンが存在するので、原則を簡単に理解しましょう。

 

まず、決算日を軸に考えます。

決算日は、休み毎に後ろにズレていますね。

これは、祝祭日でも同じです。

休みの度に決算日を後ろにズラしてください。

 

次に、決算日周辺の休業日の全部に☓をしてしまいます。

そうすると営業日だけが残ります。

 

営業日だけが載っているカレンダーを作ったら、決算日のひとつ前の営業日が分配金の当月権利落ち日であり、さらにその前日が分配金の当月権利付き最終日です。

 

その日までに買い付けの手続きを取れば、ファンドが分配金を出している際、その月の分配金を受け取ることが可能ということになります。

 

ファンド毎に、その月毎に、分配金を貰える買い付け最終日は変わる

ここまで読んで下さった方には、敢えて見出しにすることではないのですが、一応

まとめのために見出しとしました。

 

分配金を貰えるようにファンドを買うのなら、必ずファンド毎・その月毎に最終日を確認しないとダメです。

 

日付で覚えられないのが非常に面倒な制度であり、初心者投資家に取って煩わしい制度だと言えますが、仕方がありません。

 

ちなみに証券マンだった頃は、デスクマットに権利付き最終日表を常においていました。

それだけ問い合わせの多かった話です。

 

そして、逆に言えば、証券会社としてもこの表を用意するほど分かり辛い精度とも言えます。

パッと答えると間違えることもあるということで会社が表を用意してくれていて、毎月更新されていました。

 

よって、私も月初めにはマットの表は最新版に切り替えていたわけです。

 

お金に関することですから多少複雑化するのも無理はないのかもしれないですが、個人的には不親切な制度のように感じています。

 

覚えてしまえばすごく単純に感じるかもしれませんが、専門用語の連続ですし、初心者の方がアレルギーを起こしても無理はないように思います。

 

最後まで読んで下さった方は、その単純性に気付いて頂けたと思いますが、いちいちカレンダーとにらめっこして日付を特定するのは面倒ですね。

 

実際に投資を行うのなら初心者の内は、各会社へ問い合わせて間違いない情報の基、判断した方が良いでしょう。

 

正し、分配金がもらえるかどうかについてだけ考えを巡らせるのは間違いであると私は思っています。

 

次回は、分配金の権利付き最終日で買うべきか、権利落ち日に買うべきかを考えてみたいと思います。

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