株の連想ゲームを制する株式ランキングの使い方
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株式ランキングには数種類ありますが、いずれにしてもその使い方が大事だと説明してきました。
監視銘柄の発掘には役に立つ株式ランキングですが、買い付けに当たっては、タイミングを掴むためにチャート分析を行わなくてはいけませんが、株には連想ゲームで他の投資家よりも先回りする投資方法もよく相場を作ります。
今回は、株の連想ゲームを制する株式ランキングの使い方を説明したいと思います。
株の連想ゲームが成立する理由
「風が吹けば桶屋が儲かる」という有名な言葉があります。
これは、風が吹くことで色々なことが起こり、最終的に周り巡って桶屋が儲かることを一言にまとめているわけですが、実際にこの言葉通りではなかったとしても、何かが起こった時に色々な影響が出るのは間違いなく、思いがけない経済効果を生むことがあります。
例えば、最近話題になっている原油安ですが、原油高に戻った場合に影響が大きいとされている業界は、
- 化学
- 板ガラス
- 紙・パルプ
- サッシ・耐火材
- セメント
- 繊維
等が挙げられます。
上で挙げたところは、比較的イメージし易いですが、そこから派生するモノ全てに影響を与えていきます。
上記業界が、もし冷え込むようなことがあれば、取引先にも影響しますし、株主になっている場合は売りがでるのではないかとの思惑も生みます。
これは、ただの予想ではなく、過去の経験則も活かされて考えられます。
「これが起った時にこれも起こった」という考え方ですね。
次は自分が一番乗りだと意気込む投資家は必ずいるもので、時には条件のみで買われる銘柄も出てきたりするほどです。
お金の話はよく「血液の循環」に例えられますが、「ある部位」が麻痺することで周辺の部位も悪影響を受け、血のめぐりが悪くなるのは体もお金も同じです。
逆もまた然りですが、「株の連想ゲーム」を制するために色々な角度から相場をみるようにしましょう。
連想ゲーム的ランキング活用術
株式ランキングを見ていると、業種に偏りがあるのに気付くかと思います。
毎日、経済に関するニュースが出ますが、その影響によって何が起きるかを考えて、すぐに株価は織り込んでいくので、特定業種に影響のある材料が出た時などは分かり易く株式ランキングが特定業種で埋まります。
株の連想ゲームを制するために、まず業種に注目しましょう。
ランキング上位から見ていき、特定の業種に偏りが見えれば、出遅れを探します。
連想ゲームの初歩は、「これも一緒にあがるはずだ」という思惑を活かすことです。
つまり、一つの業界に与える影響の大きいニュースが出た時に、まず注目される銘柄が出てきた、その次の銘柄を探す形です。
上がった株よりもこれから(も)上がる株が大事ですから、注目が横に広がる動きを捉えましょう。
特定の業種に偏ったランキングになっている場合は、既にその状態が始まっていると言え、さらに広がりを見せる可能性があります。
同業種で横への広がりを見られるようになった後は、他業種の動きを捉えるように訓練します。
連想ゲームで言えば、こちらの方が難しいのですが、毎日株式ランキングを見ていると、気付きがあるはずです。
株は大勢の注目を浴びる前に仕込むほど利益率と勝率が上がるため、上がった銘柄よりもこれから上がる銘柄に一足早く注目することが有効です。
連想ゲームを制するためには、経験則が大事です。
ランキングを見ていると、「連想買いで上がった」というニュースが出たり、セットで上がり易い銘柄の組み合わせが見えることがあります。
セットに関しては、その時々で組み合わせが変わったりするのですが、自分が見ていて気づく範囲で、ウォッチしてみるとチャンスに気付けるようになるかと思います。
所謂川下に行けば行くほど、期待した動きにならない可能性は上がってしまいますが、連想ゲームを自分で展開できるようになると、リスクリターンのバランスは改善するはずです。
上がると思ったけど上がらなかっただけですので、著しく下がることが少ないからです。
既に注目されている銘柄を手掛けると、どうしてもボラが上がっている状態ですので、高リスク高リターンの取引になりがちです。
しかし、連想ゲームが始まる前に仕込むと、ボラは上がっていない状態で参戦できますから怪我が小さく、もし期待通りの連想買いが入れば大きなリターンを得ることができます。
連想買いには、ニュースとしてその理由を示すレポートが出てきたりするので、経験則を貯めていきましょう。
最初はただ見ているだけですが、段々と見えてきますし、自分の得意パターンも発掘できます。
いきなり玄人のようにトレードすることを目指しても上手くいかないと思いますし、株は結局自分の信じたことしか活かされないので、自分のパターンを数多く勉強することが大事になります。
一度、連想ゲームの視点で株式ランキングを見てみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、株の連想ゲームを制する株式ランキングの使い方を説明しました。
同業他社の銘柄から慣れていって、連想買いのイメージを固めたら、更に踏み込んで思惑を先回りするような連想の仕方をしてみると、特に上昇相場で投資家の買い意欲が強い時は大きな値幅が期待できます。
相場環境で連想買いの勢いは変わるので、冷え切った時はど真ん中の銘柄を狙うこともミソになるので、経験則を活かせるように取り組むことが大事ですね。
人に注目された銘柄を手掛ける場合は、大きいリターンが望める代わりに大きなリスクを許容することになるので、気を付けましょう。
連想ゲームで株が動くのは事実ですが、いざ自分のトレードに生かそうとする場合は、ある程度の経験が必要です。
そのために、しっかり株式ランキングを分析しましょう。
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