元証券営業マンの本音で語りたいこと

元証券マンとして証券営業の実情から投資信託や株式のことなども本音で語っていくブログです。

株のトレードはせめて月末に自己分析する|月初の目標を月末に振り返る

 スポンサードリンク

f:id:Brightfuture:20150212141051j:plain

株のトレードを行う際は、いかに優位性を担保したロジックを組んでいくかが大事だとお伝えしていますが、その中でも最も重要なことは、自身のトレードの自己分析です。

 

自分の株のトレードにおける改善点を「思うだけでは足りない」と何度も書いているのは、結局メンタルが株の取引にかなりの影響度を持っているからであり、意識していても何度も間違いを犯すからです。

 

今回は、株のトレードについて、月末に自己分析することの大切さを説明します。

当然ながら、週末にトレードの振り返りを行うことも重要ですが、月末には月初の目標を振り返り、自己分析することが欠かせません。

 

結果以上に自分に訴えるものはない

まだまだ拙い私の文章では、なかなか「なるほど~」とは思ってもらえないところですが、数多くある投資ブログの中には唸らせてくれるコンテンツが提供されているものもあります。

「こうすれば、自分のトレードはもっと良くなる!」

ちょっとした感動をしてしまうこともしばしばです。

 

恐らく、そう思えるようなコンテンツには、株のトレードにおける優位性を持ったロジックが紹介されているはずです。

方法まではいかなくても、考え方だって同じように、ロジックの源です。

早速自分のトレードに取り入れる方法を模索することもありますが、なかなか徹底できないことが多いはずです。

 

例えば、月に1回しかないエントリーチャンスを待てれば、必ず勝てそうなロジックを組めたとして、皆さんは徹底してそのチャンスを待てるでしょうか。

私は、それができません。

自分の性格上、参加欲が強くて、アクティブな行動を取りたいと思ってしまうので、いくら「必ず勝てる」ことが分かっても、絶対にそれを徹底することはできないと断言できます。

なぜなら、経験上分かっているからです。

 

株の短期トレードを始める人はとにかく色々やってみると良いです。

自分に合うもの、自分に合わないものの選別が段々進んできて、自分が歩むべき方向性が分かってきます。

 

株のトレードは、結果以上に自分に対して訴えかけるものはありません。

結果、負けているのならその方法を続けても仕方無いですし、納得いかない方法でも勝っているなら、そこから勝てるロジックを抽出することが大切です。

 

教科書からロジックを学んでも、実践で役に立つものにするためには、自分用にカスタマイズする必要がありますから、使ってみるしかありません。

その中で修正点を発掘し、微調整を繰り返すことが求めれます。

 

教科書に書いてあるようなことが、実際の現場で役に立たないことは往々にしてあることです。

理屈だけで人は動きませんし、楽しくないことや苦しいことは続きません。

結果から、自分に取って「正しい」ことを考えていく方が実践で役立つことが多いですよね。

 

つまり、結果から調整する、もしくは取捨選択することは、私たちに取って本来日常であり、それは株のトレードでも同じことが言え、ロジックを検証することが大事な一方で、それよりももっと大切なのは、そのロジックをルールに落とし込んで運用してみることです。

その上で、出た結果ほど自分に訴えかけるものはありません。

 私達は、それを経験上分かっているはずです。

 

徹底がものをいう

株のトレードは一貫性を担保しながら、いかに無駄なトレードを排除してトータルの利益を残すかが大事ですが、自己の行動を徹底することは本当に難しいことです。

たった1回のトレードが全てを破綻させるきっかけとなり、大勝負が好きな人の多くは、時間の問題で取り戻せない損失を経験します。

 

徹底するには、自分のトレードに心底納得できていないといけないのですが、その点でも「結果」は、重要な意味を持っています。

自信を深めるには、納得のいく結果が出ていることが望ましく、それがたとえ儲けという形でなくても、そこに向かっていることを確認できれば、自信を深めていくことは可能です。

 

やはり自己のトレードとは向き合うことが全てと言ったところでしょうか。

 

その点で「月末の自己分析」は大変重要だと思っています。

 

なぜ月末なのか

できれば週末ごとに詳しい分析を行う方が良いのは間違いありませんが、一番切り替えができる周期は「月」だと思います。

株のトレードを「今月の収支」でまとめている人は多いですし、働いている会社とかでも「月」の区切りは何かと重要視されます。

 

自分のトレードを分析することはかなり面倒な作業です。

負けていればストレスも感じることでしょう。

色々なトレードスタイルがありますから、週1の分析が合わない人がいるのも事実ですが、最低限1ヶ月に1回の大掛かりな自己分析が必要のないトレードスタイルは、株の短期売買では存在しないでしょう。

スイング的な手法を取っていたとしても、1ヶ月ごとのトレード分析は重要な意味を持っているはずです。

 

株の短期売買を考えた上で、切り替えはとても大切なことです。

本来、収支を気にしないでルール通りトレードを行う方がベストですが、はっきり言ってそれは理想論であり、長い実践の中で辿り着ける境地です。

どうしても収支が気になるとしたら、月末にしっかり分析を行って、来月からの切り替えを行う方向で考えた方が、現実的な方法になるでしょう。

 

「来月こそは」

よく思うことですが、これを繰り返していても一向に改善はありませんから、その先を具体化するために自己分析をしましょう。

「来月こそは、〇〇する」

〇〇の部分を施策として具体化する必要がありますから、外部からヒントを得ることも大事ですが、それ以上に自己分析が大事になります。

 

なぜなら、「やろいとしていたことができていない」からですね。

難しいです。徹底することは。

 

なので、具体的にもっと落とし込んでいかないといけません。

どんどん細かくなっていくことで、自分なりのカスタマイズが進んでいくイメージです。

その方法はどこを探しても載っていないので、自分のトレード結果から見つけることになるはずです。

 

毎日反省しながら株のトレードを行っている人もいると思いますが、切り替えがしっかりできないと、ただの「感想」になってしまうことが多くなります。

しっかり施策に落とし込んでいるつもりが、その前のトレードの影響を受けてしまって、違う考えが浮かんで来たりして徹底することが難しいです。

そうなると、習慣の中で切り替えを多用してきた「月替わり」を利用してみることが大事です。

 

月初と月末

月初は、これまで書いてきているように、切り替えをするのに絶好の機会ですから、何らかの取り組みを決める人は多いはずです。

「今月こそは」

と思うのは当然ですからね。

 

しかし、月初に決めた具体的施策を月末まで継続できることは非常に稀です。

株のトレードは日々結果が出てくるので、考えがブレてしまいます。

何日間かマイナス収支になってしまえば、色々なものに信頼感を失ってしまいますよね。

 

でも、再度月末に分析した結果、同じことを思うケースが案外多いものです。

「やっぱり〇〇しないと勝てない」

振り出しに戻っているような感覚を持つことが多いですが、全く振り出しではありませんので、ここには注意ですね。

 

恐らく、そうやって徹底するしかないのだと思います。

何度も失敗して自分に刷り込んでいくと、考え方の根本から変えていくことができますので、それはそれで成長です。

いくつかの施策の内、出来たこともあったと思いますし、全くの無駄が1ヶ月続いた可能性はとても低いでしょう。

 

しかし、それは月末にしっかり自己分析できた人のことです。

適当にやっていたのでは、同じところをループし続けてしまいます。

それくらい、トレード中に思うことはたくさんありますから。

 

月初に決めたことができない経験をすることで、より意識は強くなりますし、「これだけは」ってことも出てきます。

何個も1ヶ月で改善できないことにも気付けますから、段々とブラッシュアップしていく感覚も納得できるところでしょう。

 

その全ては月末にしっかり自己分析することからスタートなので、大掛かりなデータ収集を行って、しっかり1か月間の株の取引を分析してみて下さい。

 

まとめ

今回は、株のトレードにおいて、月末に自己分析することの重要性を説明しました。

経験をしたことのあることがいくつかあったと思いますが、そこから地道な努力を始める人は、実際にはすごく少ないです。

 

自分の株のトレードをパーッと見てみて、思うことはあるでしょうが、それくらいのことでは自分の奥にある考えを変えることはできないので、長期的に安定したルールの運用はできないと思います。

 

株の短期売買をする人は、せめて月末にしっかりと自己分析してみましょう。

 

 関連記事: