元証券営業マンの本音で語りたいこと

元証券マンとして証券営業の実情から投資信託や株式のことなども本音で語っていくブログです。

株のトレードはメンタルを鍛えるよりも信じることを変えないと勝てるようにならない理由

 スポンサードリンク

f:id:Brightfuture:20150124100834j:plain

株でもFXでも、メンタルの重要性に気付いた時に、「鍛える」という発想を持つことがあります。

確かに、メンタルを鍛えることは初期段階として意味を持っていないわけではありません。

しかし、最終的に「メンタルの本質」とは少しズレていることに気が付くかなと思っています。

 

今回は、トレードはメンタルを鍛えないといけないという発想は間違いである理由を考えてみましょう。

相場やトレードは、信じることを変えないと勝てるようにならないと考えています。

 

なぜメンタルが重要なのか

相場は2度と同じことが起らないと言われるほど、多種多様な動きをします。

それをいくつかの分析方法を用いて、将来起こる可能性の高い動きに対しポジジョンを取って利益に変えていくのがトレーダーの目指す活動です。

 

株の動きそのものを完全に予想する必要はありませんが、3種類、つまり上がるのか下がるのか横ばいなのかを大雑把にでも予想する精度は高いに越したことはないですね。

何とか、精度の高いチャート分析法を確立してトレードを行いますが、いくつかの壁にブチ当たります。

その中でもっともタチの悪いものが「メンタル」であり、収支の状況に寄っても冷静な分析力を奪いますし、欲望と恐怖によっても同様にトレードを邪魔します。

 

株のトレードは、確率に訴えるアプローチが重要ですが、どうしても確率を信じきることができなくなって、収支をさらに悪化させる結果に陥り易いのが投資家心理です。

 

後から見れば、「何でここでこんな銘柄買ったんだろう」って反省することは日常茶飯事ですし、どうしても繰り返し易いですね。

 

株の取引を一定期間続けたトレーダーは、メンタルの重要性に否が応にも気付くはずです。

どうやったら一貫性を担保したトレードをできるようになるか、この問題に向き合った人ほど、自分のメンタルと向き合うようになるのです。

 

つまり、自分の実力を発揮してやっと利益を得られるかどうかというレベルだったとしたら、いずれやってくる連敗や大負けの時の乗り切り方で収支が大幅に変わり、メンタルに対策を取れていないでありのままの自分でトレードしている場合は、メンタルの崩壊によって大きな損失に陥るということです。

 

連勝と連敗でも自分の考え方に影響を及ぼしていて、特に連敗時には自分のトレードすらまともにできなくなって、そこまで積み上げてきた利益を吐き出してしまったりするわけですね。

 

メンタルは鍛えても限界がすぐにくる

株の取引をする際に、「もうちょっと含み損に我慢しよう」とか「まだ上がるはずだから含み益の確定は我慢だ」とか思うことがあるはずです。

一定レベルまでは、この訓練に意味があるかと思います。

ちゃんと待ってから行動を取ろうとするには、「我慢」は前提になりますし、それをロジックによって制御する必要性に気付いてからは、確かにフラフラ揺れる自分の感情を抑制できるようにならねばなりません。

 

しかし、そうやっていたところですぐに限界を迎えるでしょう。

なぜなら、「我慢すること」が必ずしも良い方向へ作用しないからです。

 

株の取引は、確率に訴えることが大事ですので、負けが存在することを受け入れないといけません。

トレードには勝ちと負けが存在し、当たり前に両者を行ったり来たりしながら最終的に勝ち額を残す考え方でトレード全般を考えます。

と言うことは、自分のやっていることの数十%は無意味どころか、害のある行動になってしまいますので、「我慢」の必要性にも疑問を抱き始めます。

我慢したって意味がなかったという経験もまた溜まっていくのです。

 

従って、ただ我慢をしようとするのは、すぐに限界がきてしまい、勝てるようになるポイントを越えていくには不十分であり、最終的には間違った考えであると言えます。

我慢だけではメンタルの攻略として弱く、一時期からは方向性を変えないといけないと私は思います。

 

信じることを変える努力がメンタル攻略のカギ

相場で戦う時は、自分の信じたことしか実践することはできません。

どれだけ勝っている人のやり方を知ったところで、連敗が続いた時に続けることができないのです。

 

それなら、自分が信じていることを変える努力が必要ということになりますよね。

連敗しても同じようにトレードできる方法というのは、明らかに自分の方法を信じきっている場合であり、それができてこそやっと確率に訴えるトレードができるようになっていきます。

 

そのために取るべきだと考える行動手順は以下の通りです。

 

  1. 過去の値動きで自分の取引方法の検証を行い、自分の手法の優位性を確認する
  2. 小さなロットで実践し、実際のトレードで問題点を洗い出す
  3. 問題点にある程度の対処をしたら、更に小ロットのトレードを続け、成功体験を積み重ねる
  4. 実績を積み、自分の勝率とリスクリワードレシオを知り、自分の信じることを変えていく

一番大事になってくるのは、間違いなく優位性を持った取引ルール・システムを作ることですが、最後のポイントを理解していないと、上手くいかない点でポイントは4番と言うことになるでしょうか。

少し表現が難しいですが、勝てるシステムを持っていたとしても、それを自分の奥の奥で信じる切ることができないと勝てませんし、「信じきるんだ」という強い意志を持ってもまだ足らないため、方向性を間違えないようにしなければなりません。

 

従って、小ロットで取り引きする期間は長めに設定して、より多くの局面を乗り切った実績を作ると良いですし、統計で捉える訓練も長めにやると良いかなと思います。

つまり、「結果」で自分の信じることを変えていくのです。

 

メンタルは鍛えないといけないと考えるのは間違いだとした一番の理由はここになります。

いくら鍛えても、心は移ろい易いものですから、ロジックで固めてあげないといけないですし、「結果」も示してあげないといけません。

大負けすることがあるうちは、ロットをあげないで、じっくり自分の信じることを変えていく努力を続けましょう。

大負けする内は、トータルで勝つことはできないはずです。

 

まとめ

今回は、トレードにおいてメンタルを鍛えるよりも信じることを変えないと勝てない理由を考えてみました。

 

メンタルの崩壊によって、せっかく積み上げた利益を失っているトレーダーは、参考にしてみると活路が見えるかもしれません。

 

投資におけるメンタルは、鍛えようとしても限界があり、体も壊し兼ねません。

我慢は、ストレスが大きいですしね。

 

考え方を変える方向、若しくは信じることを変える方向に努力してみると、結果が大きく変わってくると思います。

 

 関連記事:

広告を非表示にする