元証券営業マンの本音で語りたいこと

元証券マンとして証券営業の実情から投資信託や株式のことなども本音で語っていくブログです。

株の板の見方を理解する|板の変化をどう考えるか(株の初心者用)

 スポンサードリンク

f:id:Brightfuture:20141228095537j:plain

株をやる時、板を使って考えるのは常識的な方法です。

株は注文の状況を確認できる「板」の存在を無視して語ることはできません。

 

株の初心者は、ただ漠然と見ているだけでも感じることは多くあると思いますし、勉強になることは多いと思いますが、今回は板読みの中でも基本的な見方を説明します。

 

基本を押さえて、より多くの情報を板から読み取りましょう。

「普通はこういう印象を受ける」ということが理解できていれば、応用も可能になってきます。

 

板を見た瞬間の印象

株を取引きしようとした場合、まずチャートや板の状況を確認すると思います。

その時の状況把握から説明しましょう。

 

次の板を見て下さい。

f:id:Brightfuture:20141226143347p:plain

まず、この注文状況で考えてみます。

 

上の板の場合は、売り注文に対し、買い注文が少なくなっていますね。

ケタが違うので一目瞭然かと思います。

このような時は、わざわざ売り板に指値をぶつけたり、成り行きで買おうとせずに、トップの値段で指値しておいてしばらく待った方が有利な値段で買えそうです。

 

また、見た瞬間も「弱い」という心理を持つ投資家が多いはずですので、売りたい人は買い板にぶつけるか、成り行きで少しでも高く売り抜けようとする人が現れることが多くなります。

 

見た瞬間のイメージは大切ですね。

 

板の変化に対する見方

次は見始めてからの板状況を把握する見方を説明します。

板は、多くの投資家の注文が絶えず流れた結果を表し続けているので、常に変化をします。

と言っても最初に持った印象の方向へ動くことが多いのですが、印象を大きく変える形もあるので、見てみましょう。

 

まず、先程のチャートです。

f:id:Brightfuture:20141226143347p:plain

これが次のように変わったとします。

f:id:Brightfuture:20141226144529p:plain

どうでしょう?

先程は、300円ならいつでも買えそうな雰囲気でしたし、買い板が弱い印象を受けましたが、一気に形成が逆転したような感じを受けますよね。

 

赤丸をつけると強調されるので、どうしようか迷いましたが、分かり易さを優先しました。

恐らく、赤丸を付けなくても同じ印象を持ったと思います。

 

このように急に買い板が厚くなったり、逆の場合でも、板の状況が変わった方に力強さを感じます。

今の場合は、数分の内に301円や302円の買い板も厚くなることが予想されます。

 

この部分以外も含めてですが、板には「見せ板」というものが存在しています。

トレーダーは板を見て売買しているので、自分に有利な板の状況を見せるやり方です。

それを見抜くにはまた別の話が必要になりますが、例のようにすぐ買える値段の板が急に暑くなった場合は、見せ板の可能性は薄いです。

すぐに買えてしまうので、「見せる」のではなく変えてしまいますからですね。

現在値との差が小さいと、見せ板の可能性は低くなることを覚えておきましょう。

 

板のやりとりからの印象

一つ前の見出しでは、約定する形ではなく、注文が入って板が厚くなる時の説明でしたが、次は約定による板の変化です。

 

先程の買い注文が集まった時の板です。

f:id:Brightfuture:20141226144355p:plain

数分後に「約定によって」こうなっていきました。

連続で、先頭の買い板に注目しながら見て下さい。

f:id:Brightfuture:20141226145735p:plain

f:id:Brightfuture:20141226145837p:plain

f:id:Brightfuture:20141226150503p:plain

これは、注文が約定したことで板が食われていっている時の状況を表そうと作成したものです。

 

どのような感じを受けますか?

先程は、普通板が厚くなった時は、その方向へ動き易いと説明しました。

しかし、実際にはその板が食われていったというのが今の例です。

 

この例の場合は、やはり下に行く可能性が高いですね。

一度買い板が厚くなったけど、売り注文に押されてどんどん板を食われていけば、むしろ弱さが目立つことになります。

弱かったところに強い買い注文が来たけど、それが食われた。

後から説明しますが、この時間軸での変化に注目しておいてください。

とても重要な意味を持ちます。

 

いずれにしても、約定によって傾向が見える形で板が食われていけば、そちらの方向へ力を感じます。

売り板が削られれば上がっていく可能性が高まり、買い板が削られれば下がっていく可能性が高まります。

 

板の印象は上書きで変わる

これまでの説明でお気付きかもしれませんが、株の板を考える時、後から出た情報で印象を変えていくことが重要です。

そこから法則を考えていくのです。

 

つまり、数分間以上は板の出来方を見ておく方が有利ですし、仮説を立てて、どのような動きになるかを見ながら自分の得意な形を見つけることでも手法が見えてきます。

 

一度売り注文がドバっと出て、その後買いが上回ったら買うとか、小康状態が続いた銘柄を監視していて、次に動きが出た方向へ乗るとかが考えられるでしょうか。

 

板の印象は、まず見た瞬間にある程度を掴み、注文の状況と売買に成立で方向を合わせるように見ていきましょう。

板を考える時は、常に上書きで自分の見方もマーケットに合せるようにするのが基本になります。

 

まとめ

板は注文が並んでいるだけだと思っている人は少ないと思いますが、そこから読み取れることは非常に多いです。

基本の見方をしていれば、仮説が立てやすいはずなので、強弱のバランスに注意してよく観察しましょう。

銘柄でもクセがあるので、そこに注目しても良いかもしれませんね。

 

新たに出る注文によって板の印象がどのように変わるかを意識しながら見ていると、投資家の次の動きが読み易くなるので、チャート分析と共に使いこなしてみましょう。

 

 

ランキングはこちら

      にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ

金融・投資 ブログランキングへ  にほんブログ村

広告を非表示にする