元証券営業マンの本音で語りたいこと

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証券マンは日経新聞を読むのが当たり前?新人の頃は毎日新聞の読み合わせをすることも

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証券マンは経済ニュースに疎くては務まりません。

お客さんの中には毎日連絡をしないといけない人がいて、そんな人には今日・昨日のニュースを解説しないといけないので、その他の仕事と合わせて朝は結構忙しいことが多いです。

 

今回は証券マンと日経新聞の関係を紹介しながら、新人の時によくある「読み合わせ」についても紹介しましょう。

 

 日経新聞は証券マンの基本

社会人の人なら日経新聞を取っている人が多いですかね。

働いている人にとっては、社会情勢より経済動向が基本になるかと思います。

 

証券マンが日経新聞を読んでいるのは、二つの側面があります。

  • 経済情報を知るため
  • お客さんとのコミュニケーションのため

日経新聞だけで得られる情報は多いと思いますが、証券マンとしては足りません。

他の専門誌を読みますし、ネットも見ますし、専門のテレビ番組も見ます。

 

でも、日経新聞を全く読まない証券マンは恐らくいないものと推測します。

なぜなら、お客さんとのコミュニケーションで必ず必要になるからです。

 

要するに、投資家がよく読んでいるものだということですね。

質問される機会が多いので、解説できるようにしておかないと話が進まないこともよくありました。

 

日経新聞もやはり普通の新聞なので、「伝えたいこと」があります。

朝日新聞が先日問題になりましたが、色々な媒体で情報に触れていると、事実を客観的に伝えているようで、そうでないこともあり、日経新聞を基本としながらもその他の情報も同時に取得する必要があった感じです。

その上で、自分の意見を入れつつ解説をして、お客さんをと軽いディスカッションする形です。

 

証券マンの世間話は金融に纏わること

仲が良いお客さんとは、プライベートのこともよくしゃべりますが、基本は経済関連の話をします。

既に保有している商品に纏わるニュースを話したり、見通しを語る中で質問を受けたり。

証券マンは担当している顧客に対し、販売員としての立場ではなく、相談相手のように振る舞うので、提案しない接触も多いのですが、そんな時は日経新聞の1・3面あたりの記事をきっかけにすることも多いです。

 

読んでいることを知っていると、共通の話題になるといったところでしょうか。

そこから売買に繋げてしまうこともないわけではありません。

 

経済ニュースの解説はいきなりできない

当然なのですが、日経新聞に書いてあることを独自の見方でいきなり解説することはできません。

従って訓練をするわけですが、それがタイトルにも出している「新聞の読み合わせ」です。

 

新聞の読み合わせは、先輩と新人の数名で行ったり、上司が加わったり、色々ですが、それぞれ気になった記事を挙げてみんなで話し合いを持ちます。

結論を出すと言うよりは、それぞれの意見を言い合う形ですね。

分からなかったことや疑問に思ったことを先輩・上司に聞く場としても「読み合わせ」は存在しています。

 

各証券会社やその支店ごとにやりかたは微妙に違っていますが、こういった機会で経済の基礎を学んでいく面も多分にあります。

発表するわけですから、調べることも出てきますし、見方が違うと恥ずかしい思いもするので、結構緊張感のある場となっていることが多いです。

最初の頃は分からないことだらけなので、家で調べては発表してのくりかえしになることも多く、他の業務を覚えることと同時進行的に学んでいきます。

 

そこで掴んだ知識を武器にお客さんと会って、また調べて、の繰り返しを行っていく形です。

取り敢えず現在の状況をとっかかりにするのが、一番やり易いので、大きな経済ニュースが出た時などは話を聞いてくれる人も増える傾向があります。

 

行きの電車は眠れない?

新人でも最初の数か月がたてば、日経新聞も30分かからず読めてしまいます。

話し合いをすることを前提に読むので、最初にコツをつかむまでは時間を要しますが、基礎知識がついてくると応用的に考えることができ、割く時間は少なくなりますね。

2年目を迎える前に、行きの電車でも寝ながら過ごせるようになっていきます。

 

証券マンの朝は早いので、電車で新聞が読めるのですが、最初の頃は更に早く起きて、調べながら日経新聞を読むこともありました。

 

若手くらいになると話を合わせることもできてきますので、例えば二日酔いなどで出社してもどうにかなってきます。

もちろん、その他の日をしっかり読んでいることが前提ですが、段々日経新聞の重みは小さくなる感じです。

 

朝は書類作りも

法律が整備された関係で、売買するのに必要書類が増えました。

朝は、その日の予定に必要な書類を作ることもよくあって、そういったものが必要なければ新聞を読みながら朝会を待ったり、提案先を再考したりしています。

 

証券マンは、自分の相場観を語れないと仕事にならないので、日経新聞はその一つという位置づけです。

朝の時間は誰に取っても貴重なため、多くの人は電車で読んできて、出社後は海外株の値段を調べたり、仕事の段取りを組んでいる人が多い感じです。

朝会ではかなり細かくその日の予定を聞かれることが多いので、それに向けて用意をするのが基本と言ったところでしょうか。

 

まとめ

今回は証券マンと日経新聞について、新聞の読み合わせも含めて、朝の過ごし方をまとめました。

他の業界の方はどんな印象だったでしょうか。

 

証券会社にこれから入社の人は、日経新聞を早くから読み始めると良いかなと思います。

無駄になることはまずないでしょう。

 

また、お客さんの立場の人は、新聞を読んでいて疑問に思ったことがあればどんどん担当者に聞いてみると、理解が深まるかなと思います。

自分でしっかりとした知識を付けるきっかけに出来ると良いのでhさないでしょうか。

 

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