宝くじに夢はあるの?|投資をする人なら買わないのが正解である理由
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年末ジャンボを意識すると記事作成が遅い気がしますが、今回は宝くじをテーマにしてみたいと思います。
私は、宝くじを買いません。
分が悪すぎて買う気になれないのです。
夢の無い考え方ですが、投資をするなら買わないのが正解だと思っていますので、宝くじのコストや期待値についても考え方を紹介しながら宝くじを買わない理由を説明します。
宝くじに夢はあるの?
第669回年末ジャンボ宝くじ2014 | 平成26年の発売期間/抽選日より
2014年 年末ジャンボ(第669回)の当選金額と本数の表です。
5億円という金額は夢がありますね。
きっと人生が変わる金額でしょう。
私は宝くじをかわないので、連番で買うのか、バラで買うのか、どちらが主流なのかはわかりませんが、連番で前後賞が付いてくれば7億円ですから夢を見始めればどこまでも広がっていきそうです。
夢を買うのが宝くじだとする考え方は、否定できないと思っています。
お金を出し合って仲間内で大量購入する人もいますし、テレビ番組で1000枚とかの当選確認をするものなどは、大変盛り上がることもあります。
投資とは根本的に違うものではありますが、あまりに期待値が低いものへお金を投げてしまうのは、投資家という観点ではどうも解せないのです。
期待値をしっかり認識して寄付の意味も込めている場合などは分かりますが、ただ夢を見て買うべきものではないのではないかと思ってしまいます。
宝くじを買うお金を使って、家族に年末くらいおいしいものを食べさせてあげた方が余程素晴らしい投資ではないかとかを考えています。
その理由は、期待値という考え方です。
宝くじの当選確率
宝くじで1当が当たる確率は、1000万分の1で、0.00001%です。
100万円当たるのでも10万分の1で、0.001%となっていますね。
私には夢を見られる数字には映りませんし、あまりに無謀かなという確率です。
投資をする人なら、シビアにみたい数字ですね。
宝くじの還元率
国民みんなで買った宝くじの合計から一体どのくらい分配されるかを知っていますか?
宝くじの還元率は50%くらいなのです。
(平成23年度46.3%)
公営の競馬や競輪などの還元率は約75%ですから宝くじは凶悪な数字を持っていると言えます。
宝くじをギャンブルではないとする考え方もあるでしょうが、性格上ギャンブル性を帯びていることは否定できないところです。
それなら万馬券を買う方が夢のある行動と言えますし、現実的に意味があると言えそうです。
宝くじの還元率が低い理由
宝くじを寄付の要素を含んで買うなら理解できると先程触れていますが、宝くじの目的を考えるとすんなり納得できるかと思います。
宝くじは、地方財政資金の調達を目的に作られているものです。
売り上げの約40%が地方自治体へと分配されており、自治体運営の財源の一つになっています。
その目的のためか、宝くじの還元率は50%を越えてはならないという法律が存在しています。
海外では還元率が高い宝くじもありますが、日本のものが低い理由として法律も絡んでいるためため、今後も大きな変動はなさそうです。
お金をどう活かすかが投資
運用の上手い人の中に、ケチな人がいるのはとても有名な話ですね。
「何でそんなにお金を持っているのに、ケチなのだろう」
誰でも持つ感想だと思いますが、お金に対する意識の高さが出ている部分であったりします。
お金のある人でケチな人は、大きな買い物ができる点で一般的なケチとは違います。
高い買い物には決断力がいります。
お金を使えないタイプのケチは投資をする人の中では稀であり、一般的なケチとの大きな差となっています。
つまり、お金に対する意識が高いだけで、効率的な考え方や意義のあるお金の使い方に特化していると言えるのです。
お金の使い方というのは、使って無くすという意味と使って増やすという意味の両方をここでは言っています。
即ち、扱い方と表現するようなイメージです。
その点で投資家は学ぶ点が多く、ケチになる必要はありませんが、非効率だと断言できるようなお金の使い方(扱い方)をするべきではないと考えています。
今回のテーマでは、それが宝くじということです。
投資家なら、お金の使い方(扱い方)の点で、勿体ないと思うべきかなという考え方ですね。
せっかくお金を活かす考え方をしているのですから、効率性は重んじるべきですし、ギャンブルをやっているのではないという意識で行うべきです。
また、逆に言えば宝くじに夢を見るタイプの人は、投資とは少し相性が悪いように思います。
宝くじは趣味とか寄付とかの要素もあるので、一概に否定するつもりはありませんが、リスクとリターンを分析したり、効率的なポートフォリオを構築したり、将来の資産形成に向けたメンテナンスをしたりする時の考え方が、宝くじのような期待値の低いものへと自分の資産の一部(オーバーな表現です)を振り分けることとの差がかけ離れているように感じます。
まとめ
最後はかなり概念的なことに言及していったので伝わり難い文章になってしまいましたが、言いたいことが少しでも伝わったでしょうか。
投資をする人の中でギャンブルをする人はぶっちゃけ多いです。
お金への興味という点で、投資家とギャンブルは切れない関係でしょう。
しかし、その中でも闇雲に行動する人と期待値を追いかける人に分かれます。
それが投資の成果にも繋がっている部分だと私は思っているのですが、多くのギャンブルがある中で、私個人は宝くじを一番期待値の低いギャンブルだと思っています。
宝くじを買う投資家の人は、目的を明確にするべきでしょう。
その行動の50%は夢への投資かもしれませんが、実際には寄付活動に近いものです。
効率性をシャットダウンする考えは、投資行動とのギャップが少し大き過ぎるのではないでしょうか。
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