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投資のブロガーに毎月分配型投信が嫌われる理由

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投資ブログのランキングなどを見ると、毎月の分配型投信を嫌っているブロガーさんが多いように思います。

 

一方で、ファンドの販売額ランキングや純資産ランキングには毎月分配で溢れている現状もあるのですが、この矛盾に近いような状態がなぜ起きているのか、少し考えてみることにします。

 

今回のテーマは「投資のブロガーに毎月分配型投信が嫌われる理由」についてです。

 

 

運用の本質を考えている

運用の本質とは、お金を使ってお金を増やすことです。

お金を増やすために運用を行う中で、リターンとリスクをいかに効率よくバランスを取るかが投資家に課せられたテーマです。

 

投資ブロガーは、この本質を考えた際、分配金に拘ることがなくなると想定できます。

むしろ、「分配などしてくれるな」という考えの方が多いだろうと推測します。

 

分配金を受け取ってしまうと、課税された後のお金をまた投資していくことになります。

投信ブロガー達は、売り時や買い時を、一定のルールの中や、自身の相場観なども加味して意思決定している人達なので、毎月分配のために資金が手元に戻ってくることが非効率と捉えるのではないでしょうか。

 

課税を受けながら運用することは、そのことのみを取れば、運用成果にマイナスです。

そこに目を付け、カテゴリーとして優位性がないとしているブログも少なくないですね。

 

実際の利回りと分配金利回りの差

いくつかの記事で分配金に関することを書いてきました。

現実的に毎月分配型ファンドは、なるべく高配当を出そうとしているファンドばかりです。

また、投資家のニーズに応える形とはいえ、計算できる利回り以上の分配金利回りを設定して運用が進んでいます。

つまり、実質的に為替益や値上がり益を得ながら運用できないと基準価額が下がるように運用されているわけです。

 

毎月分配型ファンドの分配金は、一定の分配金水準を続けるように支払われることが通例ですので、相場の影響次第では、タコ足の配当状態に陥ることがあります。

毎月分配型を持つ投資家のニーズは、安定した運用にあり、それを達成する手段の一つが分配金ということなので、タコ足状態なのか、純粋な分配状態なのかに関わらず、分配金が支払われることになり、それが投信ブロガーから見た場合、合理的な投資とは言えないとの判断に繋がっているのでしょう。

 

本来の分配の概念を考えた場合、10000円で始まった投資信託が7000円とかでも分配金を増額修正するのは、単純に言ってとても変なことです。

 

10000円で買った投資家は、タコ足だと思う人がいるはずですので、分配金を増額されても、本当は首を傾げないといけません。

 

投資がどういうものかということを考えているのが投信ブロガー達だと思うので、こういったことが毎月分配型投信を嫌う理由になっているものと考えます。

 

投信ブロガー達の考え方

投資をするなら大切な考えなのですが、少しでも有利な運用とは何なのかをいうことを日々考えているのが投資ブロガーの方々です。

 

そうでなければ、情報の発信はしないでしょうし、続かないと思います。

 

毎月分配型には弱点がある以上、たくさんの投資手法を勉強した人達が、もっと有利なものを求めて行くのは自然な行動かなと思います。

 

こちらでも触れていますが、毎月分配型がここまで人気になったのは、ためたお金から金利を貰う生活をする日本人の嗜好に合ったからです。

 

裾野を広げる意味でとても大きい役目が分配金にはありましたし、数年単位で投資をしている人達が今も大事にし続けているものですから、一概にカテゴリーごと否定するのは間違っているとは思います。

 

しかし、これから資産形成をしていく世代の多い、投信ブロガー達がメインに据えるものではないかなという印象も同時に持っています。

 

考え方という意味では、全く分配金に拘らないということです。

良いものがあれば持つし、特に優位性の高いものが無ければ、無分配型を選ぶと言った具合に、分配を受けることを不利だと判断するはずです。

(シニア層の方は全く別です)

 

その理由は先程から挙げている、税金の考え方とタコ足の無意味さを念頭に置いているものと考えています。

 

毎月分配金型ファンドの是非の話をしているのではありません

勘違いしないで欲しいなと思うことを最後に書いておきます。

 

私は、今回の記事で毎月分配型の是非を取り上げたつもりはありません。

 

投資ブロガーが毎月分配型投信を嫌う理由をテーマにしている以上、否定の材料を探すことになりますが、あくまで今回記したことは、毎月分配型投信の一部であり、ニーズや各投資家のレベル・考え方を無視して、投信ブロガー達に絞って書いています。

 

私自身は、毎月分配型を否定してはいません。

中身が大事であると、このブログ上では訴えているつもりです。

分かり易い商品設計ですし、分配金を貰いながら運用する効果が高い投資家も多くいます。

色々な勉強の末に、毎月分配型を卒業する人達も出てくるでしょうが、導入商品としては優秀なファンドもあると思っています。

 

ではなぜ今回の記事に至ったかと言えば、毎月分配型の投資信託が否定されている媒体に触れて、そのまま受け入れるのはどうかなと思ったからです。

 

毎月分配型ファンドというものは、運用のスタイルとして分配を主にしているだけであり、それが運用に与える影響は一部分だけと言えます。

そのほかには、何でどう運用するかや、相場との相性など、もっと大きな影響を与えるものがあるので、ジャンルの否定はナンセンスなはずです。

 

より効率的な運用を目指すことは運用の本質に近づくことに繋がりますが、学びには順序もあるでしょうし、入り口で迷うと進めなくなる原因になります。

 

私は投資というものを、やりながら覚えるものだと思っているので、始め易いものから少額投資で勉強することが大切なんじゃないかと思っています。

それが毎月分派型の投資信託であっても、その選択が全て間違いになることは無いでしょう。

分配するかしないかでパフォーマンスの全てが決まることは無いはずですし、最初から効率性を追求すると、経験することが後回しになって、結局遠回りであると思っています。

 

 

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